小さな絵本美術館の開館35周年、そしてトーベン・クールマン「ネズミの冒険」シリーズ日本刊行10周年を記念して、「トーベン・クールマン絵本原画展」を開催いたします。
ドイツの絵本作家 トーベン・クールマン による「ネズミの冒険」シリーズは、現在までに世界35言語、62を超える国で翻訳出版され、幅広い世代から愛されています。
シリーズ第1作『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』が日本で出版されてから、2025年で10周年を迎えました。
これを記念して、本展では第1作から最新作『アメリア 空飛ぶ野ネズミの世界一周』までの原画を一挙に公開。
また、「ネズミの冒険」シリーズに加え、未邦訳の話題作『DIE GRAUE STADT(英題:The Gray City)』や、創作の裏側を垣間見ることができる構想ノートやスケッチなど、約200点の原画・資料を展示いたします。
まるで映画のワンシーンのように緻密で重厚なクールマンの世界を、ぜひ会場でじっくりとお楽しみください。
ネズミの冒険シリーズ10周年×小さな絵本美術館35周年
トーベン・クールマン絵本原画展
🗓 会期:2025年9月13日(土)~11月30日(日)
📍会場:八ヶ岳小さな絵本美術館
🏛 主催:一般財団法人 小さな絵本美術館
※12月23日(火)~2026年1月9日(金)は年末年始休館となります。
同時開催
さとうわきこ『ばばばあちゃんのマフラー』絵本原画展
冬のある日、ばばばあちゃんは、風邪をひいたお月さんに自分のステキなマフラーをあげる約束をします。ところが、次々にいろんな出来事が起こり、とうとうそのステキなマフラーはボロボロになってしまいました。ばばばあちゃんの約束は、どうなってしまったのでしょうか?月刊絵本「こどものとも」500号記念企画大判絵本の原画を展示します。
開館35周年を記念し、これまでに交流を深めてきた国内外の絵本作家の作品や絵本の古書を一堂に展示します。
美術館の創設者であり絵本作家のさとうわきこがこの35年で描かれた作品も公開中。
さまざまな作品を通して、たくさんの絵本の仲間が集う小さな絵本美術館の歩みを感じられる展示となっています。
【展示作家(順不同)】
片山健、スズキコージ、井上洋介、瀬川康男、長新太、武井武雄、八島太郎、大道あや、木葉井悦子、堀内誠一、田島征三、西村繁男、やまわきゆりこ、林明子、沢田としき、北田卓史、西巻茅子、降矢なな、児島なおみ、垂石眞子、みやこしあきこ、ハンス・フィッシャー、フェリックス・ホフマン、エルンスト・クライドルフ、ヨゼフ・ラダ、ヨゼフ・チャペック、モーリス・センダック、ウィリアム・スタイグ、アーノルド・ローベル、アニタ・ローベル、ビネッテ・シュレーダー、シビル・ウェッタシンハ、さとうわきこ 他。(敬称略)
さあ、みんなで、サンドイッチを作ろう! ゆでたまごやいりたまごをのっけて、たまごサンド。じゃがいもをゆでて、ポテトサンド。楽しいサンドイッチパーティーがはじまるよ。
さとうわきこがはじめて描いた「かがくのとも」。
1980年 福音館書店